俳優の成宮寛貴が7日、東京・渋谷区の紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演される主演舞台「サド侯爵夫人」(8日~2月1日まで)の初日前会見に共演の東出昌大加藤雅也らとともに出席した。

 三島由紀夫の傑作戯曲を性別の垣根を越えてオール男性キャストで上演。

2016年に芸能界を一時引退した成宮にとって、実に12年ぶりの主演舞台となる。成宮は「いろいろなことを思い出しながらやった。セリフ一つひとつを大切にしゃべっていかないと、相手に伝わっていかないので、基本的なことですけど難しい」と明かし、「肉体的、精神的な脱皮、次の世界に向けて進んでいく姿が自分自身にもすごく(当て)はまって、こういう方向性で行くのかなというのが見えた」と今後の活動に向けて手応えを口にした。

 演出を手掛ける宮本亞門氏とは成宮の舞台デビュー作「滅びかけた人類、その愛の本質とは…」(00年)以来、四半世紀ぶりのタッグ。「亞門さんの求めるところまで到達していないことが、たくさんある。亞門さんはその人にわかりやすい言葉で演出してくださるので、毎日『こうやったらいいのかな』って楽しみながら(稽古を)やらせてもらってました」と充実した表情を浮かべた。

 翌日に迫った開幕に向けては、「お客さんが入ってこの劇場でお芝居ができること、本当に楽しみにしています。本番が始まったら、(セリフに)リズムができてしまうと思うので、それをなるべく作らず、生々しく演じられたらいいなと思います」と意気込んだ。

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