第98回センバツ高校野球大会(3月19日開幕、甲子園)への出場を確実にしている北照が7日、北海道小樽市内の同校で始動した。昨秋全道大会で登板機会のなかった最速149キロ右腕・中谷嘉希(2年)は、聖地での登板に向けてさらなる成長を誓った。

 プロ注目の豪腕が、一回り大きくなった体で2026年の全体練習をスタートさせた。昨年11月中旬の明治神宮大会後から食トレを開始。夕食時に白米を1キロ、食事回数を1日6回に増やすなどし、約1か月半で体重が7キロ増。183センチ、91キロとなり、「遠投したときに軽く投げても遠くに飛ぶようになった。成長を感じる」とうなずいた。

 昨秋の全道大会は背番号11。1番の右腕・島田爽介(2年)が全4試合完投する姿をベンチから見届けて悔しさを味わった分、年末年始も無休で汗を流し続けた。12月下旬の鹿児島合宿を終えて黒松内町の実家に帰省後、中学時代に購入してもらったベンチプレスの器具などを使って練習を継続。「まだまだ全国では通用しない。まっすぐの強さを上げるのと、フィールディングとか、けん制とか投球以外の部分も鍛えないといけない」と意気込んだ。

 1月30日の選考委員会で13年ぶりのセンバツ出場が決まれば、再び鹿児島などでの合宿を実施。3月7日に初の対外試合を予定している。

明治神宮大会2回戦の英明(香川)戦で147キロを計測し、NPBスカウトからも注目される右腕は「進路はまだ決めていない。センバツと夏の甲子園で活躍して、ドラフトで呼ばれるくらいの選手になりたい」と力を込めた。

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