将棋の藤井聡太六冠=竜王、名人、王位、棋聖、棋王、王将=が7日、大阪・高槻市の関西将棋会館で指された第11期叡王戦本戦トーナメントで山崎隆之九段と対局。振り駒の結果、先手となった藤井が127手で勝利し、8強入りを決めた。

 今年の初戦を白星で飾った。24年12月にオープンした関西将棋会館での公式戦では、自身2戦目の初勝利。初対局は昨年2月25日の第10期本棋戦本戦トーナメント準決勝で、糸谷哲郎八段に敗れ、24年6月に失った叡王タイトルの奪還が消滅した。

 約1年ぶりに座る新会館の特別対局室で、四間飛車の山崎に対して居飛車穴熊を選択。「序盤はうまくまとめられてしまった感じがしていました。(中盤以降)分からないまま指していって、最後の最後に一手勝ちの形になったのかなと」と互角のまま1分将棋に突入し、最後は先手の優位性で勝利した激戦を振り返った。

 本棋戦の次局(準々決勝)で千田翔太八段と対する。「千田八段とはかなり久しぶりの対局になるので、楽しみな気持ちもありますし、時間配分が問われるところもあるので、しっかり意識をして臨みたいと思います」と持ち時間3時間の戦いで引き続き集中力を持続させる。失冠した24年以来、2期ぶりの五番勝負進出に“あと3勝”ではあるが「あまり伊藤さん(伊藤匠叡王)を意識するような段階ではないので、一局一局という気持ちで頑張っていきたいと思います」と一戦必勝を誓った。

 また、この日、豊島将之九段が結婚を発表したことについて報道陣に問われると、約13秒の“長考”に沈んでから「私も全く知らなかったんですけど、本当におめでとうございます」と祝福した。

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