体調不良のため、歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」の夜の部「女殺油地獄(おんなごろしあぶらのじごく)」を休演している歌舞伎俳優の松本白鸚(83)が25日の千秋楽まで休演すると8日、松竹が発表した。ダブルキャストで小栗錦左衛門を演じている中村東蔵(87)が代役として出演する。

 白鸚が同演目に出演するのは初めて。序幕で長男の松本幸四郎(52)が演じる主人公の与兵衛がケンカに巻き込まれ、白鸚演じる錦左衛門が乗る駕籠(かご)に泥を投げつける場面などが描かれる。筋書きでは「出番は短いですが、品格も必要だと思います。しっかりと勤めたいと思っております」とコメントしていた。

 白鸚は「勧進帳」の弁慶を現役最多の1160回演じるなど現代の歌舞伎界をけん引する一人。「ラ・マンチャの男」に50年以上にわたり出演し続けたミュージカル俳優としても知られている。

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