8日放送のテレビ朝日系「大下容子 ワイド!スクランブル」(月~金曜・午前10時25分)では、福井県が7日、職員へのセクハラ問題で昨年12月に辞職した杉本達治前知事の言動をセクハラと認定する調査報告書を公表したことを報じた。

 今回の調査で、セクハラに当たるメッセージ約1000件が確認されたことについて、コメンテーターで出演の慶大教授・中室牧子氏は「2007年に始まって20年以上にわたって、この件が本日まで発覚しなかったということは率直に言って非常に驚くなと思うんですけれど」と話し出すと「改めていろいろ調べて見ますと、厚生労働省の調査によると過去3年間にハラスメントの相談があったというふうに回答した企業の中でセクハラというのはパワハラに次いで非常に多い件数で全体の39%以上にのぼっているということなんです」と続けた。

 その上で「今回は行政機関なので企業ではありませんけれども社会の中でセクハラというのは一定程度存在してるんだということだと思います」と続けると「今回の前知事の件は非常にセンセーショナルなので、責任だったり資質を問うという声が多いわけですけど、やはりそれにとどまらず組織的な問題がなかったかということは、しっかり問うておく必要があると思う」とした。

 さらに「内部通報が起こるかどうかは事案の深刻さよりも組織のあり方、特に報復される確率に依存しているという研究がある。内部通報したとしても人事権を使って報復されちゃうかも知れないと思うと、黙っちゃうということがあるので、人事権と内部通報というのをきちんと切り離すということが必要なんじゃないかと思います」と問題提起していた。

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