◆第60回シンザン記念・G3(1月12日、京都競馬場・芝1600メートル)追い切り=1月8日、美浦トレセン

 寒さを忘れさせるほどの活気あふれる動きだった。重賞初挑戦初制覇を狙うディアダイヤモンド(牝3歳、美浦・手塚貴久厩舎、父サートゥルナーリア)は、美浦・坂路で津村明秀騎手(レースは武豊騎手)が騎乗してギリーズボール(3歳1勝クラス)を1馬身半追走する形から、53秒8―12秒0の馬なりで併入した。

脚いろ優勢のフィニッシュに、手塚久調教師は「レース間隔が開いているので追いかけさせたが、馬場が重いなかでもしっかりと動けた。とても良かったです」と太鼓判を押した。

 牝馬限定重賞のフェアリーSではなく、あえて牡馬相手となるシンザン記念に挑むが、期待の大きさの裏返しだ。昨年6月の新馬戦は3着に終わったが、2戦目は7馬身差の圧勝で逃げ切った。指揮官は「男馬相手でも、能力は足りるかなという気がします。力は結構あります」と秘める能力に期待を寄せる。

 前走後はアルテミスSを目指していたが、中間に発熱して回避。そこから無理をさせずに立て直したことで、今回は雰囲気良く仕上げられている。トレーナーは「アルテミスSを使おうと思っていた時よりもいいです。あそこは使わなくて正解でした」とうなずく。

 過去10年で18年のアーモンドアイなど牝馬が3勝を挙げており、春を見据えて重要なステップとなる一戦だ。「賞金を加算したいですね」と手塚久師。

文字通り“ダイヤの原石”が、輝きを増してきた。(坂本 達洋)

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