◆第60回シンザン記念・G3(1月12日、京都競馬場・芝1600メートル)追い切り=8日、栗東トレセン

 力強さと軽さ、両方を示した。バルセシート(牡3歳、栗東・松下武士厩舎、父キズナ)は栗東・坂路で単走。

スムーズに四肢を回転させながら、俊敏に登坂した。ラストは軽めに気合をつけられ、パワフルな末脚。56秒5―12秒1をマークした。松下調教師は「思っていた通りの調教ができた。上がり重点でしっかり動けていた」と納得の表情を浮かべた。

 前走の京都2歳Sは1番人気に支持されたが7着。出遅れ、序盤の力みなどが響き、直線でも伸びを欠いた。松下師は「まだ幼い部分があって、走りきれなかった」と振り返る。中間はゲート練習も行って対策。「(練習では)出てくれるので、その辺りをクリアできたら」と課題の克服を願う。

 19年阪神JFなど、重賞を4勝したレシステンシアの半弟。新馬戦では、4角7番手から突き抜けて3馬身半差で快勝したように、素質は高い。

「内回り、外回りの差はあるけど、勝った距離と競馬場に戻して、改めて期待したい」。良血のキズナ産駒が、3歳初戦で巻き返しを図る。(水納 愛美)

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