スピードスケート女子でミラノ・コルティナ五輪代表の吉田雪乃(寿広)が9日、青森・YSアリーナ八戸で練習を公開した。初の五輪を約1か月後に控え「少しずつ実感が湧いてきた」と現在の心境を語った。

 多くの日本代表選手はヨーロッパに渡り、W杯第5戦(23~25日、ドイツ・インツェル)を経て五輪に臨むが、吉田は独自の調整を重ねる。現在は五輪3大会連続出場した及川佑コーチと青森県内で練習。「オリンピックだから何かを変えることは、あえてしない。自分のできることを切り詰めたら、ベストな状態に持っていける」と日本に残り、慣れ親しんだ土地にギリギリまでいるという。

 W杯と同週には青森で行われる小学生のスプリント大会にオープン参加する。五輪でも滑る500、1000メートルのトライアルを兼ねている。異例の試合出場だが、「しっかり刺激を入れて、ある程度の緊張感でレース勘をつかみたかった」と狙いを話した。及川コーチが同走を務め、懸念される試合勘も問題ないという。

 常々、周囲への恩返しの思いを口にする22歳。初の五輪切符をつかみ取ったが、達成度は「ゼロ」と言い切る。最大の目標はメダル獲得。「自分のペースを崩さず、ベストを尽くせるように頑張りたい」とマイペースながらも、大舞台への強い思いを口にした。

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