俳優の藤原竜也(43)が9日、都内で主演舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」(10日、東京芸術劇場プレイハウスで開幕)の公開ゲネプロを行った。

 日本を代表する作家・村上春樹さんが1985年に発表した同名長編小説を、フランス人のフィリップ・ドゥクフレ氏による演出・振付で初めて舞台化した。

 藤原は「非常に楽しみで、緊張感をもって初日に届けられる。村上ワールドは難解な戯曲。今までの演劇とは全く違う。ダンスが加わって幻想的な作品に仕上がった」と納得。自身もダンスを披露することを明かし「踊ってますよ。まあ100点でしょうね」と自画自賛した。

 1か月半ほどに及んだ稽古では、村上さんが稽古場を訪れることも。藤原は「オーディションを受けている感じだった」と振り返った。

 村上さんから台本にサインをもらった森田望智(29)は「くじけそうになったら見て、元気をもらいながら活を入れてます」と初舞台を前にドキドキ。映像作品との違いについて「舞台は非常に難しく、ごまかせない。全部丸出しでさらけ出すことになる。一発の本番にかける覚悟に自分も負けないようにしたい」と、緊張を振り払うように言い聞かせた。

 4月からはワールドツアーを行い、シンガポール、中国、イギリス、フランスの4か国を巡る。「多くの人に受け入れてもらえるように、完成度を高くして持っていくことが大事」という藤原に、森田も「国によって変化を感じられると思うので、自分の新しい価値観が海外のどこかで生まれるような気がして楽しみ」と応えていた。

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