巨人の育成左腕・代木大和投手が10日、支配下復帰と3年ぶりの1軍登板を誓った。23年には10代の投手として、球団22年ぶりに開幕1軍入りして13登板、0勝0敗、防御率5・40。

24年4月に「左肘内側側副靱帯(じんたい)再建術」(通称トミー・ジョン手術)を受けた影響で、昨季は育成選手で再出発した。5月に復帰すると、術前にMAX151キロだった直球は155キロを計測。この日はジャイアンツタウンスタジアムで行われた育成練習に参加し、肘の状態は「万全に近い」と明かした。「本当に今年は勝負の年。支配下よりも1軍で投げることを目標にやっている。そこはブレずにやっていきたい」と今季にかける思いは強い。

 11月上旬からはオーストラリアのウィンターリーグに参加。不慣れな環境で先発ローテーションを回り、最終戦では5回2死まで無安打投球を披露。「あまりイレギュラーな事に対応できるタイプではなかったんですけれど、タイムマネージメントや過ごし方を工夫しながら対応できる能力はついたのかな」とうなずく。元メジャーリーガーらとプレーする中で、さまざまな気づきも得た。「むこう(海外)の選手はポジティブ。結果が良くなくても次の日に切り替えて、すごく『野球が好き』というのが伝わってきた。

配球も上手くて、頭を使って投げている。自分の投球に生きる部分しかなかった」。充実した期間を過ごし、大きな自信を手にした。

 チームはドラフト1位で竹丸(鷺宮製作所)、同3位・山城(亜大)と、左の即戦力候補を獲得。横川、井上、森田ら左の先発枠争いは激しさを増している。「多少意識はしますけれど、自分がしっかりやることをやれば1軍につながってくる。意識しすぎず、自分がやるべきことに集中してやりたい」。苦しいリハビリ期間を乗り越えた左腕。思いを爆発させ、東京ドームのマウンドに舞い戻る。

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