◇東京ニューイヤーハーフマラソン2026(第26回ハイテクハーフマラソン、11日、東京・北区新荒川大橋野球場発着公認コース=21・0975キロ)

 第102回箱根駅伝(2、3日)で往復路、総合のトリプル新記録で史上初の同一チーム2度目の3連覇(計9度目)を達成した青学大、同14位で21年連続のシード権(10位以内)を逃した東洋大などの箱根駅伝出場メンバー以外の選手が出場。箱根駅伝出場を目指して練習を積んできたが、惜しくもメンバーから外れた選手たちが、大舞台から約8日後に「箱根駅伝11区」として、風速約10メートルの強風が吹き荒れる中、力走した。

 青学大の榲山一颯(すぎやま・いぶき、1年)が1時間2分59秒で優勝した。昨年12月26日に行われた箱根駅伝の登録メンバー16人から外れた選手による学内記録会1万メートル(通称「箱根駅伝0区」でも強風の厳しい気象条件で29分36秒2でトップ。箱根駅伝「0区」と「11区」の両方で「区間賞」を獲得した榲山は「来年の第103回箱根駅伝は必ず走ります」と力強く話した。

 同じく青学大の黒田然(2年)が1時間3分5秒で2位。残り5キロからトップを引っ張った。残り500メートルでスピードに優れた榲山に逆転されたが、積極的なレースに「いつものパターンで榲山に負けましたけど、しっかり走れました」と納得の表情で話した。兄の朝日(4年)は5区で1時間7分16秒の驚異的な区間新記録をマークし「シン山の神」&「4代目・山の神」を襲名。「僕も今年の箱根駅伝を走るつもりでしたが、走れませんでした。来年こそ走ります」と言葉に力を込めて話した。

 青学大は例年、今大会に出場。昨年の同大会では平松享祐(当時2年、現3年)が自己ベスト記録(当時)をマーク。第101回箱根駅伝「11区」の力走を、第102回箱根駅伝4区3位の好走につなげて優勝に貢献した。

3年の前の同大会では当時ルーキーだった塩出翔太(現4年)が同じく自己ベスト(当時)で学生トップを取った。翌年から3年連続8区区間賞と3連覇の快挙を成し遂げた。

 原晋監督(58)は「一番の目標としていた箱根駅伝を走れなかったと直後という難しい状況の中でも頑張れる選手は必ず強くなるし、信頼できる」と語る。

 華やかな新春の箱根路から中7日、強風吹く荒川河川敷コースで、学生ランナーは懸命に走った。その道は、第103回箱根駅伝につながっている。

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