◆ラグビー 全国大学選手権決勝 明大22―10早大(11日、MUFG国立)

 明大がライバル早大を退け、7季ぶり14回目の日本一に輝いた。昨年12月の対抗戦では25―19で勝っており、神鳥裕之監督が4年生だった1996年度以来の対抗戦→選手権で早大に連勝となった。

 先制は早大。前半8分にゴールほぼ正面、約35メートルのPGを野中健吾が確実に決めた。明大の反撃は前半19分。ラインアウトからトライエリア前で8次攻撃を重ね、最後はSO伊藤龍之介、CTB平翔太とつなぎ、プロップ田代大介が体を1回転させながらグラウンディング。ゴールも決まって7―3と逆転した。

 前半28分に早大の日本代表FB矢崎由高に危険なプレーがあったとして、イエローカードが出され、10分間の一時的退場となった。数的優位を生かしたい明大は30分過ぎ、トライライン付近でこぼしたボールを逃さずトライエリアに持ち込んだが、映像による判定で取り消し。直後のスクラムで早大の反則を誘う強さをみせ、ラインアウトから攻撃を展開。SO伊藤が防御網の隙を突きトライを挙げ、ゴールも決まって14―3とリードを広げて前半を折り返した。

 後半に入っても明大の勢いが勝った。8分に相手ボールのラインアウトをターンオーバーし一気に攻め込み、左大外で待ち受けていたフランカー大川虎拓郎がトライを決めきった。同20分にはPGで加点。

早大は32分、自陣深くのスクラムを起点にFB矢崎、WTB田中健想の乱で大きくゲインし、途中出場の渡辺晃樹がトライを決め、最後も23次攻撃をみせて食い下がったが届かなかった。

 明大・神鳥監督「本当にこの素晴らしい舞台で最後に、素晴らしい早稲田大学さんという相手を目の前にして、今年一番のプレーをしてくれた学生たちに感謝とおめでとうという気持ちでいっぱい。(勝因は)セットプレー、ディフェンス、接点で上回っていたことだと思います」

 明大CTB平翔太主将「1年間苦しい時もあったんですけど、メンバー23人全員が80分間体現できたのは本当に良かったと思います。僕たちがここまで成長できたのは今日の早稲田大学さんを始め、各大学さんがいたからだと思います。4年間支え合って切磋琢磨(せっさたくま)してきた仲間がいたからだと今改めて感じます」

 明大SO伊藤龍之介「決勝で優勝という素晴らしい経験を4年生にさせてもらえたので、これを絶対に引き継いで明治の伝統にしてまた来年も優勝できるように頑張りたい」

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