◆ラグビー 全国大学選手権決勝 明大22―10早大(11日、MUFG国立)

 伝統の一戦となったラグビー大学選手権決勝で、早大が明大に10ー22で屈し、6季ぶりの日本一はかなわなかった。前半9分にPGで先制。

SO服部亮太がハイパントを多用したが、なかなかトライラインに迫ることができず、前半28分にはFB矢崎由高が危険なプレーでシンビン(10分間の一時的退場)に。後半も流れをつかめず、反撃は32分の1トライに封じ込められた。

 試合後の会見で大田尾竜彦監督は「彼らが本来持つアグレッシブさを出してあげられなかったのは自分の責任かなと強く思う」と振り返った。事前のミーティングで試合終盤にリードされた想定もしており「残り10分で2本差(2トライ、2ゴール=14点差)なら全然、射程圏内」と踏んでいたが、焦りから攻め急ぎからミスが生まれた。CTB野中健吾主将も「想定はしていたけど、いざとなってみると攻め急ぐメンタルはあったのかなと思う」と肩を落とした。

 ハイパントを多用したことについては、大田尾監督は「敵陣でのセットプレーを増やしたかった」と意図を明かした。準決勝の帝京大戦はキック、ランのバランスが「うまくいっていた」といい、ハーフタイムでもプランは継続し「ボールを持った時にアグレッシブさが足りない、ギアを上げていこう」と指示を出した。

 しかし後半もペースはつかめず、トライは自陣からFB矢崎、WTB田中健想がランでゲインして生まれたものだった。大田尾監督はキックを多く使い、ボールを保持する時間が短くなったことで「特に前半、受け身に回ったかな」と分析していた。

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