阪神・石井大智投手(28)が12日、新フォーク&新フォームで米ヤンキース・ジャッジらスター軍団を封じる意気込みを明かした。侍ジャパンに選出されている中継ぎエースは兵庫・尼崎市の2軍施設で自主トレを公開。

2025年はNPB新記録の50試合連続無失点、球団新記録の49イニング連続無失点と躍動しただけに「結果でチームにかえすことだけを意識してやっていけたら」とさらなる飛躍に力を込めた。

 昨年のフォークはサイドスピンをかけて落とすイメージ。一方で「すごく手応えを感じている」という改良した勝負球は、指をかける縫い目の位置を変えて「トップスピンをかける」と落差が大きくなった。またセットポジションのグラブ位置を右半身寄りにし、今まで以上に軸足重心から投球動作を始める意識を徹底。リリースまでの力のロスが減り、直球の威力が増した。

 全てはさらなる進化を遂げ、WBC世界一と阪神を日本一に導くためだ。将来的なMLB挑戦の目標も持つ石井は「人生の中でも本当に貴重な時間」とドジャース・大谷らと共闘する自身を想像しながら、元旦から始動。この日はキャッチボール、ランニングなどで汗を流した。

 米国の主将を務めるジャッジらメジャーのスターたちとの対戦にも「マウンドで気負っちゃうとそこで負け」と過度に意識することなく、いつも通り淡々とゼロを並べる。秋田高専、四国IL高知を経て20年ドラフト8位で入団し、サクセスストーリーを紡いできた無双リリーバー。井端ジャパン勝利の方程式の一角として、その実力を世界に示す。(中野 雄太)

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