◆テニス ▽全豪オープンテニス予選最終日(15日、メルボルン・ナショナルテニスセンター)

 【メルボルン(オーストラリア)15日=吉松忠弘】2024年全豪オープン・ジュニア優勝で、同年ジュニア世界王者に輝いた世界ランキング202位の坂本怜(IMG)が、自身初の4大大会本戦入りを決めた。予選決勝で、同156位のジュリオ・ゼッピエリ(イタリア)に6-2、6-2の69分で快勝した。

坂本の19歳6か月での全豪本戦入りは、2009年に錦織圭が初出場した19歳0か月に次ぐ日本男子史上2番目の若さでの快挙だ。

 マッチポイントで、バックハンドの出球が決まると、坂本は快挙に満面の笑みでガッツポーズだ。「目標にしていた。自分のいいプレーができて本当によかった」。最後は、勝利の定番となった刀を抜くポーズの「侍パフォーマンス」で締めた。

 錦織に次ぐ若さだと聞くと、「えっ、1番じゃないんだ。圭君は、4大大会に優勝でもしないと抜けないなぁ」と、苦笑い。錦織にあこがれて始めたテニス。その大先輩を、「圭君」とため口で呼ぶ仲の良さを見せた。坂本が予選1回戦を戦った日の試合前の練習で、錦織が相手を務めた蜜月さだ。その錦織は右肩のけがで欠場となり、坂本は本戦入り。世代交代が明白になった。

 長身195センチからたたき込まれるサーブが絶好調だ。予選3試合で、1セットも落とさないどころか、25回あった自分のサービスゲームを1度も失わなかった。予選2回戦では、3試合で最も速い時速211キロのサーブをぶっ放し、「サーブでプレッシャーをかけられた」と胸を張った。

 初の4大大会本戦入りに「アルカラスかシナーとやりたい」と、世界トップ2との対戦を望んだ。しかし、「一発目で(対戦)?」との問いには、「いや、5発目ぐらいで」と坂本節。5発目は、準々決勝に当たり、その時点でベスト8進出だ。そのときは、また新たな坂本伝説が刻まれる。

 ▼日本男子全豪シングルス初出場年齢トップ3

〈1〉19歳0か月 2009年錦織圭(1回戦) 

〈2〉19歳6か月 2026年坂本怜(?) 

〈3〉20歳0か月 1968年辻本隆(1回戦) 

()内は当時の成績

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