フィギュアスケートペアでミラノ・コルティナ五輪代表の長岡柚奈、森口澄士(すみただ)=木下アカデミー=組が16日、拠点の木下アカデミー京都アイスアリーナで練習を公開した。次週は五輪前哨戦となる四大陸選手権(21日開幕、中国)に出場する「ゆなすみ」。

森口は「表彰台にも乗りたいし、もちろん1位も目指している」と国際大会初優勝への思いを語った。

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 「ゆなすみ」は、昨年末の全日本選手権では国際スケート連盟非公認ながら、自己ベストの215・30点をマークし、2年ぶりの優勝を果たした。昨季世界選手権銅メダル相当の高得点を記録。長岡は「全日本があったからこそ、自分たちの実力を再認識できた」と自信を深めた。森口も「215点をオリンピックで目指せるのは大きいこと」と初の大舞台へ大きな弾みとしている。

 年末年始は実家で過ごした2人。それぞれ初詣に行き、おみくじで運試し。仲良く末吉だったが、納得がいかず2人とも引き直し。森口は2回目も末吉で、3度目の正直で大吉をゲット。「いいことばっかり書いてあった」とうれしそうな表情を見せた。長岡は2度目で吉。「それ以上は望まなくていい」と満足していたが、取材で引いた際に再び末吉となり、再挑戦で再び吉をつかんだ。

4枚いずれも願い事の欄には「人の助けあってかなう」という内容が書いてあり、「素晴らしいな、おみくじ」と感心していた。

 四大陸選手権を終えると、来月6日にはミラノ五輪が開幕する。「オリンピックで上位入賞を大きい目標に頑張っている」と目指すのは8位以内。長岡は自信を持って、楽しく演技できたら」と意気込む。森口も「1秒たりとも無駄にしないように、2人でサポートし合ってこの時間を大事にできたら」とハードスケジュールをこなしていく構えだ。初挑戦の五輪で「ゆなすみ」が真価を発揮する。(富張 萌黄)

 

◆四大陸選手権 欧州を除く4大陸(アジア、北中南米、アフリカ、オセアニア)の出身選手を対象として1999年に創設されたタイトル。20年2月の第22回大会(韓国)では、羽生結弦が初優勝し、男子で初めて「スーパースラム」(ジュニアの世界選手権&GPファイナル、シニアの五輪、世界選手権、GPファイナル、四大陸選手権の全制覇)を達成した。ペアでは23年3月に三浦璃来、木原龍一組が日本勢初のメダル&優勝を達成し、24年大会銀メダル、前回金メダルと成績を残している。

 

◆長岡 柚奈(ながおか・ゆな)2005年7月13日、札幌市出身。20歳。6歳から屋外リンクのスケート教室に通い、7歳で競技を始める。

シングルでは22年東日本ジュニア10位、全日本ジュニア23位。北海道・藤女子高3年時にトライアウトを受け、森口とペアを結成して京都に移住した。趣味はウィンドーショッピング、料理など。156センチ。

◆森口 澄士(もりぐち・すみただ)2001年12月29日、京都市生まれ。24歳。8歳からスケートを始め、シングルで21年西日本選手権優勝。同年からペアとシングルの二刀流に挑戦。22年に村上遥奈と全日本選手権優勝、シングルでも7位。23年5月に長岡柚奈との「ゆなすみ」を結成し、同年全日本選手権を制した。25年アジア大会は銅メダル。趣味は「おいしいご飯屋さん探し」。

174センチ。

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