53歳の葛西紀明(土屋ホーム)は110・5メートルを飛び86・2点で、55位に終わった。エントリーした68人中50位以内に入ることが出来ず、予選通過を逃した。

17日の本戦に出場すれば、自身が持つW杯歴代最多出場のギネス世界記録を580戦、最年長出場記録を53歳225日に更新できたが、18日の2戦目にお預けとなった。

 全体2番目でスタートした葛西は、風速0・07メートル(向かい風)とほぼ無風の中で飛距離を伸ばすことが出来ず110・5メートル地点に着地。通過ラインの50位までわずか5・8点届かなかった。139メートルで全体1位の小林陵侑(チームROY)ら日本代表8人が本戦に進む中、国内勢で唯一敗退となり、「普通に飛べれば楽に予選は通るのに、コンチネンタル杯や練習でアプローチのポジションが上手くいかず、微調整を続けていました。そのせいで安定したアプローチ姿勢が取れず、不安定だったので、不安が的中したジャンプが出てしまった」と振り返った。

 10、11日に札幌・大倉山ジャンプ競技場で開催されたW杯格下のコンチネンタル杯に出場。第1戦目こそ2回目に進めなかったが、第2戦では日本勢2番手の11位に入り、開催国枠でW杯札幌大会の代表入りを決めた。W杯札幌大会2連戦でともに上位の成績を残せばミラノ・コルティナ五輪出場の可能性もわずかに残されていたが、17日の本戦出場を逃し、2大会ぶり五輪への道はさらに険しくなった。

 五輪選考前ラストとなる18日の本戦に向け、「日曜日のW杯は必ず予選を通過して、試合に出場したい」とコメントした。

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