【メルボルン(オーストラリア)17日=吉松忠弘】日本男子史上2番目の若さで全豪の本戦入りした2024年全豪オープン・ジュニア優勝で、世界ランキング202位の坂本怜(IMG)が、1回戦突破を目指し、この日、練習を再開した。

 15日に予選決勝を戦い、16日は、「がっつり休んで、飯をいっぱい食って」と、自身が話していたように、1日休養にあてた。

自身のSNSでは動物園に行った写真や動画を掲載しており、気分転換でリラックスしたようだ。

 昨年、所属するマネジメント会社IMGが坂本のコーチとして、フェデリコ・リッチ氏(イタリア)に白羽の矢を立てた。エミル・ルースオブリ(フィンランド)を世界ランク最高37位まで押し上げた経歴を持つ。その指導が、坂本を大きく変えた。

 坂本は「全部変えられた」と苦笑い。特に「プロとジュニアの違いがメインで、メンタル的な部分で、妥協せずに勝つことしなさい」と、口酸っぱく言われているようだ。「プロフェッショナリズムというのを教え込まれている」と笑った。

 4大大会は本戦が5セット試合で、坂本には初めての経験になる。その体力作りで、オフシーズンは、リッチ・コーチとトレーナーとともに、厳しいトレーニングをこなしてきた。「今までないほどきつかった。文句言ったら、必要だって」。

 オフシーズンが4週間あった。

その内の真ん中の2週間で、朝1時間半がフィットネス・トレーニング、その後、2時間半テニスをして休憩。その後、2時間テニスをして、またジムへという1日を週6日、行った。2週目に入った時に「崩れた。もうできないって。トレーナーも、よっしゃこれくらいにしとこうかと」。

 その音を上げたほどきついトレーニングがあったからこその自身初の4大大会予選突破だ。予選3試合で、1度もサービスゲームを落とさなかった力強さは、間違いなくトレーニングのたまものだった。

 本戦1回戦の相手は、坂本が全豪ジュニアに優勝し、ジュニア世界王者になった2024年に、全米ジュニアを制したラファエル・ホダル(スペイン)だ。同じ19歳で、昨年はツアー下部のチャレンジャー大会で3勝を挙げている期待の若手だ。

 坂本は、ホダルが優勝した全米ジュニア準決勝で対戦し、ストレートで敗れている。プロ初対戦で雪辱すれば、全豪日本男子最年少勝利が確定だ。

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