全国都道府県対抗男子駅伝は18日、広島市平和記念公園前発着の7区間48キロで行われる。学生・社会人が3区(8・5キロ)と7区(13キロ)、高校生が1区(7キロ)と4区(5キロ)と5区(8・5キロ)、中学生が2区と6区(いずれも3キロ)を担う。

大会前日の17日、広島市内の競技場で都道府県代表の各チームが最終調整を行った。

 第102回箱根駅伝の5区(2日)で1時間7分16秒の驚異的な区間新記録をマークし「シン・山の神」&「4代目・山の神」を襲名した青学大の黒田朝日(4年)は出身地の岡山県代表として3区を走る。前日調整終了後、岡山県代表の中学生ランナーは目を輝かせて黒田朝日に質問攻め。箱根駅伝史上初の同一チーム2度目の3連覇(計9度目)の立役者となった岡山県出身のスター選手は、郷里の後輩たちに一つひとつ丁寧に答えた。

 中学生「僕も将来、箱根駅伝5区を走りたいです。そのためにはどうすればいいでしょうか?」

 黒田朝日「まずは平地の走力をつけることが大事です」

 中学生「レース前のルーチンはありますか?」

 黒田朝日「ないです。自然体でいることが一番と思います」

 中学生「レース前の勝負飯はありますか?」

 黒田朝日「それもないかな。僕はレース前でも、その時にあるものを食べるだけです」

 学生3大駅伝9戦で、すべて主要区間を担い、区間賞6回、区間新記録5位、平均区間順位1・56位。高いレベルで安定した成績を残す黒田朝日は、将来有望な中学生ランナーに柔らかな笑みをたたえながら、抜群の安定感の秘訣のひとつは「自然体」にあることを説いた。その姿は、まさに自然体だった。

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