昨季限りで広島を退団した田中広輔内野手が17日、現役引退を発表した。マツダ内で取材に応じて明かした。
16~18年にリードオフマンとしてリーグ3連覇を支え、15~19年にかけて歴代6位の635試合連続フルイニング出場した。多くの喜びも味わってきたが、一番の思い出には連続出場が途切れた試合を挙げた。「僕の一番の強みだったところが崩れたときだった」。19年に右膝半月板の手術を受けて以降は苦しいシーズンが続いた。
昨季は出場14試合のみ。一方でウエスタンでは62試合で打率3割3分3厘と若手の誰よりも結果を残していた。「まだやれるっていう思いももちろんあったけど、その気持ちだけじゃできないというのも理解はしている。そういったのも踏まえて決断しました」と、悔いはない。引退後については「未定」とした。「時間もできたので、ゆっくり考えながら過ごしていきたいなと思ってます」と、静かにユニホームを脱ぐ。
会見での主な一問一答は以下。
―(自ら)
「本日はお集まりいただきありがとうございます。私、引退することになりました12年間、ありがとうございました」
―決断に至った経緯は
「もちろん現役続行を考えて動いていたが、これだけプロでプレーしてきたので、自分の年齢とか、自分がどういう状況に置かれているのかっていうのも理解はしていた。年内に辞めるという決断はしました」
―オファーを待っていた
「基本はNPB一本。それ以外でプレーするのは考えていなかった」
―年明けも待つという考えはなかったか
「まだやれるっていう思いももちろんあったけど、経験上、その気持ちだけじゃできないというのも理解はしている。そういったのも踏まえて決断しました」
―家族を含めて相談したと思うが
「相談した人の中にも『もういいんじゃないか』『十分やったんじゃないか』と声をかけてくれる方もいた。『まあ、それもそうだよな…』と。僕自身12年間、本当に勝つこと、チームのためにと思いながらやってこられた。それに対して悔いはないし後悔もない」
―近年は自身のSNSで発表する選手も多い。今回は取材に応じる形での発表
「現役のとき、生意気で迷惑をかけた部分もありますが(笑)プロとして、メディアの皆さんを通して発信することがいいのかなと思って、球団にこういう場を設けていただきました」
―NPB以外からのオファーに揺らぐことは
「ないですね。他でプレーする考えはなかったです」
―引退を決断した今、昨季最終戦でカープのユニホームを着て出場した試合を振り返って
「本当にありがたかったですし、本当に一生懸命やってきて良かったなと、本当に思いました」
―自身が誇れる部分、貫いたと思えることは
「野球に対して本当に手を抜かなかったこと。成績とかに関して満足してるところはないけど、どうやって生き残っていくかを常に考えながらやってこられたのは、誇れるところかなと」
―改めて一番の思い出
「優勝したのももちろんあるし、WBCに出たりとか、たくさんいい思いもしてきたけど、やっぱりフルイニング(出場記録)が途切れた試合ですかね。
―年明けは、体を動かさない日々を送っているのか
「動かしてはいたけど、気持ちの持ちようが違うので。今は本当に肩の荷が下りたというか。気持ちよく体を動かせてます」
―引退後について
「まだ未定というか。時間もできたので、ゆっくり考えながら過ごしていきたいなと思ってます」










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