第31回全国都道府県対抗男子駅伝(18日・平和記念公園前発着点、7区間48キロ)の開会式が17日、広島国際会議場で行われた。区間エントリーが発表され、今年度の大学駅伝で好走した静岡代表の野中恒亨(20)=国学院大3年、浜松工高出=は3区に決まった。

将来の長距離界のエース候補が5位だった2020年以来、6年ぶり入賞に導く。

 大学駅伝界を沸かせた男が、入賞を目指してたすきをつなぐ。野中が静岡代表で出場するのは今回が3度目。昨年に続く3区に抜てきされ「昨年より楽しんで走れたら。(4、5区の)高校生にいい位置で渡したい」と抱負を語った。

 今季はインパクトを残した。10月の出雲全日本大学選抜駅伝では3区を区間2位で走り、連覇に貢献。11月の全日本大学駅伝はチームが4位に終わった中、3区で区間賞をマーク。箱根駅伝でも3区で起用され、区間3位でチームは過去最高の総合2位に食い込んだ。そして、成績以上にコースに侵入した犬をジャンプして回避した画像がSNSに上がって話題になった。「反響はすごいなんてものではない。県スタッフからいじられてます」と、笑う。

インスタのフォロワーも一気に増えた。

 3月14日にはイタリアで行われる世界大学クロスカントリー選手権に参戦する。「日本代表は初めて。世界はどれくらいのものか分からない」と目標は設定していない。海外のレースで日の丸を背負う野中が、まずは、故郷の誇りを懸けて安芸路を走る。(塩沢 武士)

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