阪神・淡路大震災から31年を迎えた17日、被災地に本拠地を置くオリックスの関係者が、大阪・舞洲の球団施設で犠牲者に黙とうをささげた。岸田護監督(44)や福良淳一GM(65)をはじめ、選手や球団職員ら約30人が参加。
オリックス・岸田監督は視線を落とし、心の中でつぶやいた。「今年(26年)は『がんばろうKOBE』の時を思い出して、もっと頑張ろう。応援してくれる方たちに喜んでもらえるように、勝たなければ…」。大阪・吹田市内の自宅で震度5強の揺れを経験した「1・17」から31年。神戸のファンと再び、喜びを分かち合う瞬間を思い描いた。
神戸を本拠地としていたオリックス・ブルーウェーブ。震災が発生した95年から「がんばろうKOBE」を合言葉に、リーグ連覇を達成した。95年はグリーンスタジアム神戸(当時)で31勝23敗、翌96年は32勝17敗5分け。
主に二塁手として連覇に貢献していた福良GMは、震災時に「本当に野球をやってもいいのか…」と複雑な気持ちになったことを回顧。それでも、神戸の大歓声が背中を押してくれた。「選手だけの力じゃなく、違う力が働いた。大変な中であれだけのお客さんが入ってくれて、本当にうれしかった」。長い年月が経過しても、絶対に風化させてはいけない記憶。「常にそう思っている」と指揮官と同様、23年以来となる神戸での優勝、日本一パレードを恩返しとするつもりだ。
節目の一日を迎え、岸田監督は「スポーツで皆さんに明るい話題を提供できるのが我々の仕事。
◆23年の優勝パレード 中嶋監督(現シニアディレクター兼フィールドコーディネーター)が率い、86勝53敗4分けでパ・リーグ3連覇を達成。ほっと神戸でも5勝2敗と勝ち越した。セ・リーグを制した阪神と、11月23日にパレードを同時開催。大阪・御堂筋での午前の部には約20万人、兵庫・三宮での午後の部には約15万人のファンが詰めかけ、選手と喜びを分かち合った。










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