俳優の木ノ本嶺浩、女優の辻しのぶがダブル主演を務める映画「メモリードア」(加藤悦生監督)公開記念舞台あいさつに登壇した。

 現代社会が抱える「認知症」「ヤングケアラー」「人間の尊厳」といったテーマを切なくも温かな視点で描く本作。

6年前に行われた撮影を振り返りながらイベントが進行され、キャストは作品に込めた思いを語った。

 イベントが終了し、キャストが会場を後にしようとすると、木ノ本が「最後に皆さんにお伝えしたい事が…」と切り出し、「カメラマンの八重樫(肇春)さんが昨年、ご逝去されまして…」と涙ながらに報告。木ノ本が言葉に詰まると、加藤監督が「彼がいなければこの映画になってなかったというか、彼がいたからこの映画になった。本当はこの場で一緒に立ちたかったし、形になったのを見てもらいたかった」としみじみと語った。会場から八重樫さんに拍手が送られると、辻は「八重樫さん、きっといるね。八重樫さん!」と涙を流しながら天国に呼び掛けた。

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