◇ノルディックスキー・ジャンプ W杯(18日、札幌・大倉山ジャンプ競技場)

 男子の個人第18戦が行われ、北京五輪ノーマルヒル金メダルの小林陵侑(29、チームROY)が日本勢最高の2位に入った。6位の二階堂蓮(24、日本ビール)、13位の中村直幹(29、フライングラボラトリー)とともに3人のミラノ・コルティナ五輪代表入りが確実となった。

日本男子の出場枠は3で、金メダリストを複数輩出してきた雪印メグミルク勢は、11大会ぶりに五輪出場を逃すことが決定的となった。

 スキージャンプ界の名門・雪印メグミルク勢が、4年に1度の大舞台に届かなかった。五輪代表選考前最後の実戦であるW杯を終え、小林陵ら3人の代表入りが確実に。1988年カルガリー(カナダ)大会から続いていた連続出場は「10」大会でストップした。

 最後の望みに懸け、この日は3人が出場。最高位の24位だった佐藤幸椰主将(30)は「私が引っ張る時代に途絶えさせてしまうのは非常に責任を感じる」と唇をかんだ。

 雪印乳業時代の46年に創部した同社スキー部。56年コルティナダンペッッオ(イタリア)大会で佐藤耕一が五輪初出場を果たした。80年、84年と出場を逃したが、88年以降は10大会連続出場。98年長野大会では斎藤浩哉、原田雅彦、岡部孝信の3人が出場した男子団体で金メダルを獲得するなど、長年に渡って国内ジャンプ界をけん引している。

 ミラノ・コルティナ五輪の選考では、佐藤幸が国内ランキング4位。日本勢の成績により各国最大となる4枠目を確保できなかったため、出場にはあと一歩届かなかった。

佐藤幸は「これをなかったことにはできない。この悔しさを忘れずに強くなれるようにやっていく」。シーズン後半戦、そしてその先にある4年後の五輪へ。名門が復活を期す。(島山 知房)

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