重賞勝ち馬不在の京成杯から、楽しみな新星が誕生した。上位を先行勢が占めるなか、グリーンエナジーは直線の入り口10番手から馬群を割るように進出。

何より目を引いたのが、急坂を登り終えた残り70メートルからの加速力だ。力強く前肢をグッと動かし、ギアチェンジ。ゴール前で首差だけ前に出た。

 勝ち時計の1分59秒3も優秀だ。過去10年では最も速く、のちのダービー馬ダノンデサイル、菊花賞馬アーバンシックのワンツー決着だった24年を1秒2上回っている。それに加え、ラスト3ハロン33秒8は過去10年で最速タイと、歴代でもトップクラスの実力だ。

 走りのバランスも良化し、少し芯が入った印象だ。新馬3着から5か月後、10キロ増で迎えた11月の未勝利(東京・芝2000メートル)は番手から32秒9の末脚を繰り出し、3馬身差で楽々とVを決めた。左回り、右回りを問わないスワーヴリチャード産駒。折り合いも良く、距離の融通も利きそうだ。今後の活躍から目が離せない。(松ケ下 純平)

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