先週18日に出世レースの京成杯・G3(中山・芝2000メートル)が行われた。

 今年のクラシック戦線をここまで見ていて、どうもダービー馬の候補がいないなと思っていた。

強い馬は軒並み距離がマイルから2000メートルまでに寄っており、中距離で力を出せそうなタイプはケガに泣いている。混沌(こんとん)としているなと感じていた。

 だが、18日の日曜日に中山、京都のどちらにもオッと思うレースがあった。まずは京成杯だが、勝ったグリーンエナジーは明らかに東京向きの走り。後ろで脚をため直線ではじけた内容からも、距離はまだ延びていい。上原佑調教師は「全力でとるために」と皐月賞をパスしてダービー直行の可能性も示唆。超豪華メンバーが想定されている共同通信杯の結果を見てからにはなるが、現時点では世代頂点に最も近いと言っていいだろう。

 京都の新馬戦はファンディーナの子クリスレジーナが勝ったが、気になったのは2着だったコントレイル産駒のロードスタニングの方。まだ子供っぽく良くなるのは先だが、スローの前残りで最後が11秒9―11秒6の加速ラップを2着まで詰めたエンジンは優秀。時期的にもう取りこぼしはできないが、ダービーで見てみたくなる好素材だ。(角田)

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