例年5月に行われている陸上の関東学生対校選手権(通称・関東インカレ)の男子ハーフマラソン(21・0975キロ)が4月5日に開催される焼津みなとマラソン(静岡・焼津市焼津漁港新港発着)と併催されることが20日、発表された。関東インカレを主催する関東学生陸上競技連盟(関東学連)の原晋・箱根駅伝対策委員長(58)=青学大監督=は「5月の関東インカレでハーフマラソンを走ることは選手の負担が大きい。

暑熱対策として加盟各校から開催時期の変更の要望がありました。4月上旬に開催されることでロードシーズンとトラックシーズンの期分けができます」と説明した。

 元々、焼津みなとマラソンは、大学対抗ペアマラソンと同日開催されている。大学ペアマラソンは各校3人がハーフマラソンに出場し、上位2人(ペア)の合計タイムで順位を競う。昨年は2時間6分21秒で国学院大が優勝した。個人トップは1時間3分2秒で青学大の平松享祐(3年)だった。関東学連の大会が異例の静岡県開催となるが、協議を重ねた結果、焼津みなとマラソンは多くの関東の大学となじみがあり、時期もちょうど良いことから併催が決まった。

 関東インカレは1919年に第1回大会が行われ、今年が第105回。1920年に始まり、今年1月に第102回大会が行われた箱根駅伝より歴史は長い。例年5月に開催。各校が各種目に3人以内が出場できる。1位8点、2位7点…8位1点が与えられ、対校戦で総得点を競う。

男子は16校の1部、それ以外の2部、大学院生の3部に分けられる。1部の15、16位と2部の1、2位が翌年に入れ替わる。女子はすべての大学が1部、大学院生が2部で入れ替えはない。

 関東の学生長距離ランナーにとって、関東インカレは箱根駅伝に次ぐビッグイベント。男子の1部と2部は短距離、フィールド種目を含めた総合力で決まるため、今年1月の箱根駅伝で3年連続9度目の優勝を飾った青学大、同2位の国学院大、同6位の駒大など駅伝をメインに強化している大学は2部に属する。そのため、長距離種目においては1部と2部は実力差はない。

 従来、関東インカレのハーフマラソンは1部と2部のスタート時間が異なっていており、昨年の1部は山梨学院大のブライアン・キピエゴ(3年)が1時間1分14秒の大会記録で優勝。同2部は運営によるコース誘導ミスがあり、1時間1分43秒の参考記録で駒大の帰山侑大(4年)が制した。

 今年から1部、2部同時スタートとなることでレースの魅力はさらに増す。「箱根駅伝常連校のトップ選手が真剣勝負します。盛り上がることは間違いありません」と原委員長は語る。青学大の監督の立場としては「もちろん、チームのトップクラスの選手が出場します。

上級生に期待しています」と話す。

 注目のレースは、共催の静岡第一テレビなどで生中継(午前9時55分~11時30分)される。新シーズンを占う一戦が焼津で幕を開ける。

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