スポーツ報知では連載企画「前進ルーキー11人」として巨人の新人全選手を紹介する。第1回はドラフト5位の小浜佑斗内野手(24)=沖縄電力=。

幼なじみのオリックス・宮城大弥投手(24)の背中を追い続けた即戦力内野手。社会人で守備力を向上させ、走攻守のバランスの良さが武器だ。盟友から6年遅れたプロ1年目。開幕1軍、レギュラー定着を目指して勝負する。

 力強いバットスイング、柔らかいグラブさばき、強肩を生かしたスローイング。走攻守3拍子そろった内野手の小浜は新人合同自主トレでも際立っていた。「順調です。キャンプまで状態を保って1軍の方と一緒にやれる機会もあると思うので、スピードを感じて、開幕1軍でいられるようにしたい」と、青写真を描いた。

 24歳で念願のプロ入り。幼なじみの姿が何よりも力になった。「慢心させてくれない存在。先にレベルの高いところでやっている人がいる。

プロの世界を目指す原動力になったのは間違いない。いい存在です」。オリックス・宮城だ。

 同じ幼稚園に通い、小学1年から中学もチームメートだった。「小学校の頃は僕は基本捕手で、宮城君とはバッテリーだった」。団地の庭で野球をしたり、学校の帰り道も一緒。サッカーで遊ぶこともあった。高校は小浜が中部商、宮城は興南へ進み、左腕は19年ドラフト1位でオリックスに入団した。「高校1年から投げて勝っていましたし、『すごいな』と感じていました。負けないように頑張ろうと」。先にプロの舞台へ飛び込んだ左腕の姿が何よりの刺激だった。

 高校卒業後、小浜は沖縄電力に入社。

「大学からも声があったんですけど、アマトップレベルの野球、考え方も学べる。成長できると思った。このチームで力をつけて、レギュラー、その後にプロという思いでした」。

 高卒1年目から公式戦デビュー。しかし守備面では課題があった。「めちゃくちゃエラーして、そのせいで負けることもたくさんあった。学生の頃は打撃に自信があって打つことしか考えてなかった」。コーチからマンツーマンで基本を一から教え込まれ、休みの日も朝からノックを受け、泥だらけになった。反復練習で自信がついてきた。

 幼なじみから遅れること6年。つかんだプロの舞台。本職は遊撃だが、二、三塁も練習を行っている。

「坂本さんや吉川さん、昨年は泉口さんがタイトルを取られていますし、高い壁だと思う。でも追い越していきたい」。内野手のレギュラーの座を目指す。(水上 智恵)

 ◆小浜 佑斗(こはま・ゆうと)2001年10月5日、沖縄・宜野湾市生まれ。24歳。志真志小1年時に志真志ドラゴンズで野球を始め、中学では宜野湾ポニーズに所属。中部商から沖縄電力へ。九州地区ベストナインに輝いた25年はチームで都市対抗野球に出場。個人としては補強選手を含め3年連続同大会に出場。180センチ、86キロ。右投右打。特技は指笛。

年俸1000万円。

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