阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)が21日、15分間の“独演会”で自チームと日本球界に3つの提言を行った。この日、大阪市内のホテルで実施された甲子園歴史館の運営会議に出席。

阪神の優勝と日本球界の発展を強く願う前監督は「まだ1月やんか。今どうこう言うのは早いで。そらキャンプから楽しみやけどな」と頬を緩めたが、次第に口調は熱を帯びていった。

 〈1〉侍組をあてにしたらあかん! 現時点で虎から石井、坂本、佐藤、森下がWBCに出場予定だが、前回23年時に監督だった岡田顧問は「(侍組をシーズンでは)あてにしてなかった」と明かした。特に投手はWBC公式球やマウンドの硬さの違いに適応する必要があり、日本式に戻す際の負担も大きい。「難しいのは当たり前。そのための予備を、ちゃんと準備しとかな」と助言した。

 〈2〉ポスティングの新ルールを作らなあかん! 以前から繰り返し声を大にして意見しているが、同制度を利用して海外移籍した場合は「5年は絶対に帰って来られへんとか」と新ルールの必要性を強調。「ポスティングで何でも行けると思っとったら大変なことなるよ。日本の野球なんか終わってしまうよ。自分が行ったら終わりじゃない。後進のことも考えて」と訴えた。

 〈3〉新人合同自主トレの有無は各球団が判断せなあかん! 自チームのドラフト1位・立石(創価大)が新人合同自主トレ中に負傷し、右脚の肉離れと診断されたばかり。そもそも「やってもやらんでもいい話」とし、やる場合については「おーん。結局(練習)量やろ」と球団で再考する重要性を説いた。「俺らの時はグラウンド30周。その後に新人だけで20周、縄跳び300回、二重跳び200回、三重跳び100回連続。できるわけない。できんかったら次の日の新聞1面やで」と過酷な時代も思い返した。

 2026年も“岡田節”全開。「子どものためにもできることを」と変わらぬ情熱で野球界と向き合う。(中野 雄太)

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