テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は23日、国立の美術館などの入館料で外国人観光客と国内の客に差をつける二重価格の導入が検討されていることを報じた。

 スタジオでは、2025年の訪日観光客が約4270万人と初めて年間4000万人を突破したことを紹介。

こうした中で国立美術館・博物館は全体の7割以上が公費に頼っているが、外国人向けの多言語対応の費用が増加。こうした状況に政府は2026年度からの計画に「訪日客の二重価格の設定」などを求める方針であることを伝えた。

 こうした方針にSNS上では疑問の声が出ていることも紹介。

 さらに世界の主な観光地での「二重価格」を紹介。エジプトのギザのピラミッドがエジプト国民は「約200円」も外国人は「約2400円」。インドのタージ・マハルはインド国民は「約90円」も外国人は「約2000円」。ヨルダンのペトラ遺跡はヨルダン国民は「約220円」も外国人は「約1万1200円」という。

 コメンテーターを務めるタレントの長嶋一茂は「二重価格」について「ローカルプライスのこともこれ入ってると思うんですけど、あの賛成か否定かみたいな番組があって僕は賛成派の方です。で、これずっと賛成派の方なんですね」と明かした。

 その理由を「基本的にこれは外国人への差別ではなくて区別です。世の中は区別がないと秩序が保てなくなるので、区別という部分で僕は導入すべきだと思ってます」と示した。

 続けて「インバウンドの方たちがこれだけ増えて、今後も増えていくだろうと。

これはもちろん(訪日外国人旅行消費額が)9・5兆円…日本に落としていくっていうことは、これは日本の経済としてもプラスに働く部分はあると思うんですけれども。一方でデメリットがあって、我々住んでいる日本人へのしわ寄せっていうのは当然あるわけですよ。例えば不動産の地価の上昇もそれだと言われている部分もありますし、やっぱりインバウンドの方たちが来ることによって人件費、人を増やさなきゃいけないと。で、その分どうしても値上げをしなきゃいけないっていう部分が当然出てくるとなると、我々日本人にちょっと優しくないよねっていうようなところは、皆さん感じる部分は僕はあるんじゃないかと思いますね」と示した。

 さらに「日本人っていうのは本当にその耐え忍ぶのが得意な民族なので、まあでもそれでも外国人の人と値段をね、差額を出しちゃうといけないんじゃないかなと。で、外国人の方にそういうような思いをさせちゃって、日本どう見られるんだろうっていうような思いとかっていうのは、多分日本人ってそういうところ見るところはあると思うんですけども」とし「僕はやっぱり飲食とかサービス業の利益を追求してローカルプライスを作るっていうことではなくて、ベースにですね、日本の文化風習をやっぱり海外の方にもちゃんとわかってもらいたいっていう部分も僕はあると思ってるんですね」とし「例えば飲食を目指してくる方たちも当然いますけども、富士山に登りたいとか、京都の清水寺に行きたいとか、それぞれ観光名所といわれる景観を保っていかなきゃいけない場所がたくさんあるんですけど、景観を保つためにお金はかかるんですよ、めちゃくちゃ。で、地元の人だと、例えばお寺があります、と。で、お寺の中に池があって、鯉が泳いでます、と。鯉を取っちゃいけないのみんな分かってるわけですよ。で、お寺はもう重要文化財だったりすると、これはやっぱり地域の大事なものだからみんなで守りましょうっていう思いがあるんだけど、そういう例えばそれまでの伝統的に守ってきたものの思いを、じゃあ海外の人たちがパッと来た時にそれを見てわかるかって話があるんですよ。で、これはわからない部分もあるんですよ」と指摘した。

 さらに「例えばですよ、ハワイはもうローカルプライス成立してるんで」とし「ハワイってパッと見てて、ワイキキを背にして内陸の方を見た時に山があって、家がこうバーってたくさん、なんかこう住宅街が広がっている山の尾根ってあるんですけど。

あるところを見ると、例えば山の尾根に全くその家が建ってない場所っていくつか見えるんですよ。それってなんで、じゃあここにも家建てないの?って売れるじゃないですか?って…これは昔から神様がいる場所だから建てれませんっていうのが理由で建てないっていうことをポッと言った時に誰が信じますかってえ?ってなるんだけど、でもこれハワイの文化風習でずっと続いてることなんですよ」などと指摘した。

 そして「だから、そういうところのギャップを埋めるために、僕はローカルプライスっていうのが必要だっていうふうに思ってて。少しお金を払うことによって日本の文化、風習みたいなものを勉強してもらう。つまり勉強税みたいな、僕はニュアンスも含むんじゃないかなっていうふうに思ってます」と説いた。

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