巨人の竹丸和幸投手(23)=鷺宮製作所=が23日、新人合同自主トレ3度目のブルペン入りで「伝家の宝刀」チェンジアップなど変化球を解禁した。座った捕手への投球は、昨年11月の日本選手権以来。

スライダー、カーブと3種の変化球を交えながら32球を投じ、受けたブルペン捕手をうならせた。

 ラスト3球でついに、宝刀が披露された。直球と変わらないしなやかな腕の振りから放たれたボールは、スッと速度を落としながら、低めに構えたミットに収まった。「きょうから捕手に座ってもらったので、そのタイミングでと思っていました」。変化球を投じるのは約2か月ぶり。呼吸を整えながら、丁寧に握りやフォームを確かめた。

 チェンジアップは、左腕の対右打者への大きな武器になり得る。社会人時代には最速150キロの直球とチェンジアップなど4種の変化球で緩急を駆使。強打者を翻弄(ほんろう)してきた。この日、捕手を務めたのは芳川庸ブルペン捕手(32)。これまでに菅野智之(オリオールズからFA)や田中将大など、名投手の球を受けてきたが「さすがドラ1。まとまり方が印象に残った」。

出力は7~8割程度だがコントロールは抜群。「構えたところに投げてくれる。ばらつきもそんなにないし、さすが社会人」とうなった。

 慢心はない。「まだまだだと感じました。(変化球の出来は)3~5割くらい」とサラリと言った。キャンプインまで約1週間。課題と見つめ合いながら、自慢の武器を少しずつプロ仕様に仕上げていく。(北村 優衣)

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