昨季サイ・ヤング賞を初受賞したパイレーツのP・スキーンズ投手(23)が24日(日本時間25日)、「全米野球記者協会(BBWAA)ニューヨーク支部主催の晩さん会」に出席した。前年MVPのドジャース大谷翔平投手(31)とは壇上の席が隣合わせ、談笑する場面もあった。

 23年ドラフト全体1位の怪物右腕は1年目の24年に23試合で11勝3敗、防御率1・96で新人王を受賞。2年目の昨季も32試合で10勝10敗ながら、2年連続1点台となる防御率1・97と圧巻の投球が光り、サイ・ヤング賞に輝いた。この日、3分30秒を超えるスピーチではチームメートや家族への感謝とともに、全ての野球ファンに語りかけた。

 「この賞を受賞してから少し時間が経ち、これは全米野球記者協会のイベントなので、記者という存在がこの競技にとって何を意味するのか、自分にとって何を意味してきたのか考える時間がありました。彼らはとても興味深い仕事をしています。毎日クラブハウスに来て、いいプレーをした日も悪いプレーをした日でも質問してきます。そして多くの場合、彼らは自分自身について考えさせられるような質問をしてきます。そうした質問を受けて、私が考えるようになったことの一つは、若い選手たちやファンの皆さんに何を伝えたいかということです。見ている全ての人に私はこう言いたい。どこから来たとしても、どれほど道のりが長く感じても、『まだだ』とか『無理だ』と何度言われても、進み続けてください。自分の努力に賭けてください。プロセスを信じてください。

そして、他の誰にも自分の限界を決めさせないでください。私は『できない』という言葉を理解しないから、今この舞台に立っています」

 カリフォルニア州フラートン生まれのスキーンズは同州アナハイムを本拠地とするエンゼルスで活躍する大谷に憧れた。大学までは投手と捕手の二刀流だったこともあり、「彼の姿に感銘を受けた。僕もやれるかもしれないと、ギリギリまで(二刀流を)続けることができた」と話したこともある。今年3月に行われるWBCには大谷が日本代表、スキーンズも米国代表として出場することが発表済み。打者大谷VSスキーンズは通算11打数2安打6三振だ。日本と米国が激突する可能性があるのは決勝戦。2人の新たな名勝負が見られるかもしれない。

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