戦後初の3冠王となり、監督としても3度の日本一に輝いた名将で、2020年2月11日に亡くなった野村克也さん(享年84)の七回忌法要が25日、都内の寺院で行われた。現役時代、コーチ時代に薫陶を受けたヤクルト・池山隆寛監督(60)は、野村さんが望んだ「常勝スワローズ」の復活を誓った。

 大寒の澄み切った青空の下、池山監督は恩師の墓前に手を合わせた。墓参は就任直後の昨年11月以来。「監督になった以上は、『しっかりせい!』という感じで見守って下さいとの思いしかないんでね」。チームは2022年にリーグ連覇をして以来、3年連続Bクラス。20年から6年間の2軍監督経験を経て、今年から勝負に臨む指揮官は「1軍は結果しかないんでね」と表情を引き締めた。

 野村さんとは選手時代に90~98年の9年間、楽天でのコーチ時代は06~09年の4年間、教えを受けた。戦術や技術といった野球論から人間学に至るまで、学びを得た。「コーチ陣の助けももらいながら、しっかり選手を見ていきたい。けが人が出ないことを祈りつつ、見守りつつ、願いつつね」。“ノムラの考え”を継承し、チーム一丸で戦うのみだ。いざキャンプイン。逆襲の1年が始まる。

(加藤 弘士)

■克則コーチも思い新た

 阪神のファームバッテリーコーチで愛息の克則氏(52)は七回忌法要を終え、「父の教えを胸に、さらに精進していきたい」と思いを新たにした。出席者に「よかったら今後も、父のことを思い出してあげて下さい」と呼びかけ、2月1日のキャンプインへ心を整えた。

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