FAで巨人に新加入した則本昂大投手(35)が26日、開幕からのフル回転に向けて自己流の投げ込み調整で仕上げていくことを予告した。2月1日から12日まで行われる宮崎での1次キャンプから「十分いける。

極力ブルペンには入りたい」と宣言したベテラン右腕。G球場での自主トレでは楽天時代の同僚・田中将大投手(37)との2ショットも実現し、3年ぶり先発復帰への決意を示した。

 冷え込む室内も何のその。則本は片膝をついたブルペン捕手めがけてダイナミックに腕を振った。1軍スタート予定の宮崎キャンプは6日後。実戦デビューのプランについて実績十分の35歳は「十分いつでもいけるかなという感じ。基本的には(投手コーチの)内海さん、杉内さんと相談しながらになると思いますけど、割としっかり投げ込んできたつもりではあるので」と堂々言った。

 G球場で移籍後初めて練習した24日から3日連続のブルペン入り。球数は20球程度にセーブしつつ、自己流の3連投で感覚を研ぎ澄ませた。「実戦になればまた変わるかもしれないけど、宮崎では極力継続してブルペンは入りたい」。14年から5年連続奪三振王、通算8度の2ケタ勝利。120勝&48セーブを誇るベテランが早くも燃えている。

 楽天時代の沖縄キャンプでは150球以上ブルペンで熱投する日もあった。巨人の1次キャンプ地・宮崎は例年気温10度前後。その中でも投げ込むスタイルは変えない。「僕は下手くそなので。できるだけ投げて染み込ませないといけない人間。20球、30球じゃ感覚はつかめない。けがのリスクも考えながらですけど、しっかり投げて体をつくる。いいフォームであればけがはしないと思うので。ウェートをしてもコントロールが良くなるわけではない。コントロールはとにかく投げないとつかない」。プロ入り前から大事にしてきた練習法を新天地でも貫く。

 慣れない環境で心強い味方がいる。

2歳上の「田中さん」だ。この日は午前中の練習時間が重なり、報道陣の前で初めて13年の日本一コンビがそろった。冗談を交えながら談笑し、田中将が21歳の浅野を則本に紹介するシーンも。チーム全体の歓迎ムードに「すごくありがたいですし、早く溶け込めたら」と表情も緩んだ。14年目の目標は3年ぶりの規定投球回到達と4年ぶりの10勝超え。我流の調整法で先発復帰へ準備を進める。(堀内 啓太)

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