◆第40回根岸S・G3(2月1日、東京競馬場・ダート1400メートル=1着馬にフェブラリーSの優先出走権)

 9歳馬ケイアイドリー(牡9歳、栗東・前川恭子厩舎、父エスポワールシチー)が1年5か月ぶりに戦列復帰する。24年9月のコリアCに出走予定だったが、左前肢の繋靱帯(けいじんたい)炎で取り消し。

休養中の25年2月に栗東・村山厩舎が勇退解散し、前川厩舎に引き継がれる形で転厩した。前川調教師は「おとなしい馬ですが、動きを見るとオープン馬だな、と思いますよ」と能力の高さを感じ取る。

 脚元も考慮して、乗り込みは坂路のみ。プールも併用しながら、調整を進めてきた。追うごとに時計を詰め、21日は栗東・坂路で53秒1―12秒7をマーク。前川師は「トモ(後肢)の筋肉が付いてきました」と良化を実感している。

 23年北海道スプリントC・Jpn3の覇者で、オープン3勝。中央、地方、海外と、幅広い舞台のダート短距離戦で活躍してきた。長期休養による馬体重の増加、23年12月以来、久々の1400メートル戦など不安点はあるが、指揮官は「レースに向けての態勢は整っていますよ」とうなずく。ベテランの実績馬が、新天地で再び勝利を目指していく。(水納 愛美)

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