第98回センバツ高校野球大会(3月19日開幕・甲子園)の出場校を決める選考委員会が30日に大阪市内で行われ、全32校が決定。2枠ある21世紀枠で九州地区の長崎西が高知農とともに選出された。

同校のセンバツ出場は1951年以来75年ぶり2度目。夏の甲子園には3度出場している。

 昨秋は長崎2位で九州大会に出場。唐津商(佐賀1位)を9―2(8回コールド)で下し、初戦を突破した。準々決勝は、優勝校でのちに明治神宮大会も制する九州国際大付(福岡)に0―5で敗れたが、エース右腕の熊寛生投手(2年)を中心に粘り強く戦った。

 先進的で質の高い文武両道を実践し、昨年は東大4人、京大6人の合格者を出した。毎日50分間の7時間授業を受けるうえ、週末には模擬試験などもあり練習時間は平日90分、土日2~4時間と短いが、自主的、かつ効率的に取り組み、実力を蓄えた。

 ◆長崎西 1948年に長崎(旧長崎中)、瓊浦(旧瓊浦中)、長崎女子(旧長崎高等女学校)、長崎市立女子(旧長崎市立高等女学校)の統廃合により長崎東とともに設立された長崎市の県立共学校。野球部も同年に創部。全校生徒830人、野球部員30人。初めてセンバツに出場した1951年は、2勝を挙げて4強に進出した。夏は戦前の1917年(当時は長崎中)を含め、3度とも初戦負け。

81年は名古屋電気の工藤公康投手(元巨人)にノーヒットノーランを喫した。主な卒業生に草野仁(フリーアナウンサー)、長濱ねる(タレント)、麻生祐未(女優)。

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