第98回センバツ高校野球大会(3月19日開幕・甲子園)の出場校を決める選考委員会が30日、大阪市内で行われ、全32校が決まった。昨春Vの横浜(神奈川)も滑り込みで選出され、2017、18年の大阪桐蔭以来、史上4校目の春連覇へ突き進む。
港町・横浜に届いた春切符。昨春のセンバツを制した横浜だが、今大会の選出はギリギリだった。
昨秋の神奈川県大会決勝では法政二に12-0と圧勝。神奈川1位として臨んだ関東大会(山梨)だったが、1回戦の高崎商大付戦は5-4で白星発進したものの、準々決勝で専大松戸に2-4で惜敗。関東8強どまりで、センバツに当確ランプは点灯できなかった。
ナインは敗戦を引きずる中、11月にはチームで明治神宮大会準決勝を観戦に行った。ハイレベルな攻防に目を奪われる一方、秋風に吹かれながら胸にこみ上げるのは、やはり悔しさだった。
主将の小野舜友(2年)はかつて、こう話してくれた。
「自分たちがここに立てていなくて、観客席から見ている違和感がすごくて。本当に情けないな、このままじゃダメだなって。もう一度、みんなで奮い立って、本当に日本一を目指さなきゃって」
ナインの目の色が変わった。そこからの練習は、鬼気迫るものになった。
「苦しい、きつい練習も甲子園のためなら、乗り越えられる。今もうまくいくことばかりじゃないんですけど、それを乗り越えた先に見える景色を想像したら、何事にも立ち向かっていけると思う」
今秋ドラフト1位候補で、メジャーも注目する織田翔希投手(2年)を擁し、その戦いぶりが注目される。春の聖地で強い横浜を再び披露する。
◆昨春センバツの横浜 エース左腕の奥村頼人と織田翔希の左右二枚看板に加え、打線も主将の阿部葉太外野手がけん引し、市和歌山、沖縄尚学、西日本短大付、健大高崎と難敵を撃破して決勝進出。決勝では智弁和歌山に11-4と完勝し、チームスローガンに掲げた「横浜一強」を現実にした。










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