第98回センバツ高校野球大会(3月19日開幕・甲子園)の出場校を決める選考委員会が30日、大阪市内で行われ、全32校が決まった。

 幾多の名勝負が生まれた聖地に、令和の怪物たちが集結する。

昨秋の関東大会を制した山梨学院は、194センチ、101キロの恵まれた肉体を誇る最速152キロの投打二刀流・菰田陽生(2年)が、主将としてチームを率いる。昨年12月中旬からは投手としての練習に比重を置いており、吉田洸二監督も「入部以来、一番いい」と太鼓判。プロ注目の二刀流は「勝ちに一番こだわりたい。夏に向けて良い形でセンバツに臨めたら」と燃えている。

 昨秋の東北大会覇者・花巻東(岩手)は、高校通算25発の大砲で昨季まで巨人の内野守備走塁コーチを務めた古城茂幸氏を父に持つ大翔(だいと)内野手(2年)が主軸に座る。昨年11月の明治神宮大会では木製バットで左中間ソロを放つなど、今秋ドラフト候補として長打力に磨きをかけており、「一番のライバルは自分。甘い自分に負けないで過ごしていければ」と鍛錬の冬を過ごしてきた。

 投手では昨春センバツ覇者・横浜(神奈川)の最速154キロ右腕・織田翔希(2年)が、今秋ドラフトの目玉の一人。昨春センバツV、夏の甲子園8強に導いた右腕は、今月上旬に「(センバツで)圧倒できるような投球ができるように、今この時間を過ごしています」と決意。村田浩明監督は「まだまだ伸びしろしかない。横浜高校歴代1位と言われるぐらいの投手にしたい。日本を代表するような投手になってほしい」と期待を寄せている。

 昨夏の甲子園Vの原動力となった沖縄尚学の左腕・末吉良丞(2年)は、織田、菰田、聖隷クリストファー(静岡)・高部陸(2年)とともに“投手四天王”に挙がるなど注目を集めている。昨年9月に行われたU―18W杯において、2年生ながら高校日本代表のエースとして準Vに貢献した実績もあり、さらに成長した姿を見せられるか。

 ◆菰田 陽生(こもだ・はるき)2008年12月21日、千葉・御宿町生まれ。17歳。小1で野球を始め、中学時は千葉西シニアで投手、一塁手としてプレー。高校では1年春の関東大会でベンチ入り。目標の選手は大谷翔平。194センチ、101キロ。右投右打。

 ◆古城 大翔(ふるき・だいと)2008年6月4日、横浜市生まれ。17歳。小学1年時に軟式の山田バッファローズで野球を始める。

中学時代は都筑中央ボーイズでプレー。高校では1年春から背番号17でベンチ入りし、1年夏から3季連続で甲子園に出場。180センチ、95キロ。右投右打。

 ◆織田 翔希(おだ・しょうき)2008年6月3日、北九州市生まれ。17歳。足立小1年で野球を始め、3年から投手。足立中では軟式野球部。高校では1年春の県大会からベンチ入り。同秋の関東大会準々決勝の東農大二戦で、公式戦初完投初完封。明治神宮大会でも準々決勝で明徳義塾を2安打完封。昨春センバツでは優勝に貢献した。

185センチ、76キロ。右投右打。

 ◆末吉 良丞(すえよし・りょうすけ)2008年11月18日、沖縄・浦添市生まれ。17歳。仲西小2年の時に仲西ヴィクトリーBBCで野球を始め、仲西中では軟式野球部。高校では1年夏に背番号20でベンチ入り。同秋からエースナンバーに。最速150キロ。左投左打。

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