第98回センバツ高校野球大会(3月19日開幕・甲子園)の出場校を決める選考委員会が30日、大阪市内で行われ、全32校が決まった。昨秋の東京都大会で準優勝だった関東第一は、2年ぶりの出場を逃した。

 米沢貴光監督(50)は「やっぱり準優勝という立場でしたし。秋勝てなかったというのが今、悔しさをまた思い出すことになってますけど。そこはもう仕方ないことなので。ただ、本当に切り替えて今度は夏の東東京(大会)3連覇というところ。(選手たちには)それをずっと伝えながら冬も来たので、切り替えて、夏の3連覇を目指していきたい」と話した。落選が判明した瞬間は、テレビ中継を見ながら乙幡校長と静かに現実を受け止めた。

 春夏合わせて17度(春7、夏10)の出場を誇り、24年夏には準優勝した強豪校に8度目のセンバツ出場切符は届かなかった。今回、関東・東京の出場枠は6校。昨秋の東京都大会を制した帝京、関東大会4強の山梨学院、花咲徳栄(埼玉)、専大松戸(千葉)、佐野日大(栃木)の5校は当初から出場が確実視され、関東第一は残り1枠をかけて関東大会8強の横浜(神奈川)、浦和学院(埼玉)などとの争いとみられていたが、今秋ドラフト1位候補の最速154キロ右腕・織田翔希投手(2年)らを擁して春連覇を狙う横浜が滑り込んだ。選考委員会によると、最後は関東5位の横浜と東京2位の関東第一の比較となり、「攻撃力は遜色なし」も「総合力」で横浜に軍配が上がった。

 関東第一は昨秋の東京都大会6試合でチーム打率4割1分9厘、61得点、11盗塁を記録。井口瑛太、田沢心(ともに2年)、佐宗悠樹(1年)らを中心に圧倒的な力で勝ち進んだが、決勝戦では帝京に4―8で敗れていた。

この日、グラウンドで練習中だった選手らに落選の事実を伝えた指揮官は「決勝(帝京戦)の1イニング8失点というのがあったので。(この冬は)そこの(点の)取られ方というのが自分たちの目指しているところにはだいぶ足りなかったということを理解させながら、どうすれば7点、6点、5点と最少失点でいけたのかというところを考えさせながら。また、経験がない子たちなので。本当に(昨夏から)総入れ替えの中で戦ってきたので、その部分も含めて、野球を考えながらというところは意識してやってきました」と明かした。

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