巨人の“新助っ投トリオ”が30日、ダルベックとともに都内のホテルで入団会見に臨んだ。背番号28に決まったスペンサー・ハワード投手(29)=前楽天=は、今季FAで巨人入りした元チームメート・則本との再共闘を熱望。

150キロ前後の直球と、制球力抜群の変化球が持ち味の先発候補は、フォレスト・ウィットリー投手(28)=前レイズ=、ブライアン・マタ投手(26)=前レッドソックス傘下3Aウースター=とともに新天地での飛躍を誓った。

 “生ける教科書”との再会が待ち遠しい。一緒にプレーしたい選手を問われたハワードが、穏やかな笑みを浮かべ答えた。「ノリモトさんとプレーしたい。マウンドでの躍動感や動き方がとても好き。参考にしていけたら」。昨季までは共に楽天でプレー。FA権を行使して巨人入りした通算120勝、48セーブと経験豊富なベテラン右腕との共闘を心待ちにした。

 150キロ前後の直球、鋭いスライダーやカーブ、チェンジアップが武器。自身の強みを「コントロールと、技巧派としてバッターのバランスを崩せるところ」と分析する。その実力は、対戦相手として証明済みだ。6月6日の交流戦・巨人戦(東京D)では先発して7回98球、4安打無失点の快投で勝利投手になった。

9回に登板し3人で締めくくったのは、尊敬する則本だった。

 来日1年目の昨季は楽天で9試合に先発して5勝1敗、防御率2・22。新外国人投手は打者の研究のみならず、球やストライクゾーンの違いへの対応、クイックなどアジャストを求められる点は多い。日本の野球を一年間経験した右腕は計算を立てやすい。また、現状で支配下に7人の助っ人がいる。外国人枠を有効活用して登板間隔を空けられることも、昨季一時離脱した経験があるだけにプラス要素になる。

 愛称は「ハーウィー」をファンに求めた。昨季の巨人は終盤に故障者が続出し、先発不足に陥った。先発の一角として期待がかかる右腕は「1試合でも多く先発して勝ちたい。1年間健康にローテーションを守ることができれば」と、気合十分の表情を見せた。(加藤 翔平)

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