「ピンク・レディー」のケイこと、歌手の増田惠子(68)にとって2026年は節目の一年だ。ピンク・レディー50周年、ソロとしては45周年を迎え、6日に東京・有楽町のI’M A SHOWで記念コンサートを行う。
デビューから50年。「あっという間でもなかったし、『長かったな』とも思えない時間でしたね」と、不思議な感覚が去来する。今回の記念ライブの会場は有楽町。芸能界入りのきっかけとなった日本テレビ系「スター誕生!」の収録が行われていた街だけに「原点の場所ですね」と記者が声をかけると、増田はハッとして、「本当ですね…」と少女のような表情になった。
「ピンク・レディー」としての活動前には2年ほど、相棒のミー(現・未唯mie)とヤマハで「クッキー」というアマチュアデュオで活動し、「スタ誕」でデビュー切符をつかんだ。もともと洋楽のようなサウンドを熱望していた2人。「スタ誕」では素朴な衣装で「あまり知られていないフォークを歌ったのは私たちの策略だった」と回想するが、あわやフォークデュオとしてスタートする可能性もあった。
3月に合格し、4月に上京。「5、6月ぐらいに『白い風船』っていうグループ名が決まった。フォークを歌わされるような流れになっていて、ビクターからは『白い風船』でサインの練習をしなさいと言われて『終わった』と思いました。
初めてデビュー曲の「ペッパー警部」を聴いた日のことは忘れられない。「都倉先生も作詞の阿久悠先生も私たちがソウルフルな曲を歌って踊りたいのは知ってくれていた。都倉先生がレコーディングで『ここはスタッカートで』『ここはハモリで』という細かい指示があってもその通り歌えたのは、ヤマハでのクッキー時代があったからこそ。『ペッパー警部』を聴いた時には体も震えちゃって、号泣しました。『何をしてでも絶対に売れてやる』って思いました」
8月25日にデビュー。意気込みとは裏腹にデビュー直後の出足は鈍かった。「『スター誕生』のデビューコーナーでは披露させてもらっていたんですが、オリコンはずっと100位以下。一回だけ98位に入ったのを見たんだけど、また(圏外に)出ちゃうんです」。途方に暮れていた10月、音楽賞レースの前哨戦的な意味合いを持つ「新宿音楽祭」への出演で完全に潮目が変わったという。
「新調した衣装でシルバーのスパンコールが入ったショートパンツで頭に黒い羽根をつけていました。何人かがステージで歌ったあと、私たちがその格好でイントロで出て行ったら『ウワーッ!』って(大歓声に)なったんですよ。お客さんがそれまでの出演者とは違う熱気を帯びていて『これは何かあるね』ってすごく興奮したんです」。
多くの名曲に恵まれ、海外進出も。超売れっ子として昼夜もなく働いた。腹膜炎の手術後に、縫合する間もなく武道館のステージに立ったという逸話も残るが「夢をつかめたっていう情熱と、夢をかなえてもらった恩返し」とネガティブな感情はない。「ピンク・レディーとして4年7か月お仕事して、終わった時にはもう老後の気分になっていたんですよ。体力的にも精神的にも『やるだけやった』と思えたんです」
ソロデビュー曲「すずめ」は、増田のたっての希望で中島みゆきからの楽曲提供となった。「当時の事務所社長が『ケイちゃん、誰に書いてもらいたい?』って聞いてくださって、言うだけ言ってみようと。しばらくして、みゆきさんからアコースティックギターで弾き語りした『すずめ』のカセットテープが届いたんですが、迫力がすごくて圧倒されちゃって…」
レコーディングでは“みゆき節”からの脱却に苦しんだ。「一回みゆきさんの歌を聴くとまねになってしまう。憧れの人だったし、レコーディングを何日やってでも全然自分の歌にならなくて。
今回のセットリスト公開ライブだけでも、楽曲提供者は松任谷由実、竹内まりや、桑田佳祐、加藤登紀子と豪華すぎる顔ぶれ。提供アーティストの持ち歌と交互に歌唱し、2部ではピンク・レディーの楽曲を披露する。「このライブはケイさんしかできないね、と言われました」。1989年にフランスデビューを果たした「哀色の印象―AVEC LE FEU―」は、改めてフランス語の歌詞を勉強し直し、全編仏語詞に再挑戦。「毎朝、当時の音源を17回聴いて日課になりました。自分に枷(かせ)を課すことを決めてからの毎日が楽しい」と目を輝かせる。
2024年8月には最愛の夫・桑木知二さんと死別した。深い悲しみの沼に沈んだが、そんな増田を引っ張り上げたのもまた歌だった。「主人が『ケイの声は本当に唯一無二。
増田惠子にとって歌うことは生きることである。半世紀の時を超えても、その歌は大衆の胸の中で響き続けている。
〇…4日にはアルバム「ゴールデン☆ベスト 増田惠子 シングル&恋するお友達」をリリース。ソロのシングル曲を楽しめるほか、これまでCD化されていなかったセカンドアルバム「恋するお友達」の楽曲も収録。当時の歌声が再びよみがえる。
◆増田 惠子(ますだ・けいこ)1957年9月2日、静岡市生まれ。68歳。76年1月に日本テレビ系「スター誕生!」に出場し合格。同年8月にピンク・レディーとして「ペッパー警部」でデビューし、「UFO」で78年の日本レコード大賞を受賞。

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