巨人の竹丸和幸投手(23)=鷺宮製作所=が31日、ストライク先行で真っ向勝負を仕掛けていくと誓った。春季キャンプでは今年もキャンプ期間中に紅白戦が組み込まれる予定。

首脳陣に目標の「開幕ローテーション入り」を直接アピールできる絶好のチャンスだ。「今までやってきたことをしっかり出せるように」と左腕。同じく1軍スタートのドラ2・田和やドラ3・山城とともに、異例となる新人3投手の開幕1軍入りを目指す。

 静かに目を閉じ、活躍を願った。宮崎神宮を参拝したドラ1ルーキーは「あした(2月1日)からスタート。リーグ優勝と日本一を目指して、それに向けて」と気持ちを新たにした。神社参拝は鷺宮製作所時代に必勝祈願で訪れて以来、約1年ぶり。誰よりも時間をかけ、願いを込めた。

 社会人時代から持ち味としてきた「ストライク先行」を、キャンプから積極的に発揮する。例年、紅白戦での登板は1人につき1、2イニング程度。「ゼロが一番。もちろんゼロに抑えたい気持ちはある。

しっかり自分のピッチングをしていきたい」と、狙うは無失点デビューだ。

 まさに阿部野球に理想のスタイルと言える。指揮官は、細かい制球を気にしすぎて大胆さが消えないよう、普段の練習から「困ったらど真ん中」を提唱。ストライク先行で安定感が持ち味の左腕は、監督が目指す野球を体現している。「社会人時代からストライク先行でずっとやってきたので、そこは変えずにやっていきたい」と、プライドを胸に臨む考えだ。

 田和、山城も1軍キャンプスタート。社会人出身、大卒と年齢は2学年異なるが、新人合同自主トレから多くの時間を共に過ごし、切磋琢磨(せっさたくま)してきた。開幕1軍メンバーに新人の3投手が入れば、極めて異例。「もちろん、3人で入れたらいい」と未来を描きつつ「勝負の世界。まずは自分のことに集中して」と、し烈なサバイバルを勝ち抜く覚悟を示した。

 ルーキーにとっても、ついに始まる春季キャンプ。これまで培ってきた経験と自信を胸に、満を持して夢舞台へ飛び込む。

(北村 優衣)

 ◆G新人の開幕1軍 巨人で開幕戦にベンチ入り可能な出場選手登録(1軍登録メンバー)にルーキーが3人以上は、2024年に投手の西舘、内野手の泉口、外野手の佐々木。その前は10年に土本恭平(投)、市川友也(捕)、長野久義(外)の3人がある。最近では22年に大勢と赤星の投手2人が入ったが、過去に巨人で新人投手3人が登録された例は見当たらない。

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