オリックス・九里亜蓮投手(34)が宮崎キャンプ初日の1日、いきなりブルペンで350球の熱投を見せた。亜大時代には400球以上を投げた経験があるが、プロでは広島時代の21年2月4日の347球を超える自己最多の球数。
気温11度の宮崎に、九里のうなり声が鳴り響いた。「おりゃー!」「よっしゃー!」。午前11時20分からオール直球で黙々と腕を振り続け、気付けば90分が経過していた。最後の一球を投げ終えると、さすがに「しゃべる体力ないです…」と苦笑い。呼吸を整え「意地でもマウンドを降りないような投球をしなければ」と、異次元の投げ込みに込められた意図を明かした。
「完投、完封した時の疲れはピッチング(練習)では200、300球を投げないと来ない。体がしんどい時もしっかりパフォーマンスが出せるように」。移籍初年度の25年は6日に222球を記録したが「ひと通り流れが見えた状態でのキャンプ。逆算して、オフの時点から決めていた」と、「超特訓日」を前倒しした。347球を投げた広島時代の21年は、13勝で最多勝を獲得。「もっと進化しないと。
心優しさも異次元だ。3月のWBCに初出場する若月の要望に応え、1月は気温5度の大阪・舞洲でライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板。「そうやって頼ってくれるだけで本当にうれしい」と、後輩の調整に一役買った。“弟子入り”志願を快諾し、オフに合同自主トレを行ってきた曽谷も日本代表入り。「おれが面倒を見ていたから、最後までやるわ」と自身の調整が狂うことを全く恐れず、この日も一緒にWBC使用球でキャッチボールを行った。
指先のマメすらも作らなかった13年目右腕に、岸田監督は「ビックリしたけど、さすがの体力。見て学ぶところも、若い子たちはある」と納得顔。エースの宮城がWBCに出場することもあり「みんな競争して…」と、開幕投手候補の1人であることを認めた。九里自身も「一度、経験させていただいたけど、やっぱり特別。若い選手も多い。僕はジジイだけど、まだ負けないぞって気持ちで…」と2年ぶりの大役に意欲満々だ。










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