巨人・泉口友汰内野手(26)が1日、攻守にスケールアップした姿を示した。マスコットバットで豪快なサク越えを連発すれば、遊撃でのノックでも堅守を披露し、首脳陣をうならせた。
充実のオフと進化を証明する打球が、サンマリンの強風を切り裂いた。フリー打撃の35スイング目。豪快なフォロースルーから描かれた放物線が右翼フェンスを悠々と越えていった。「今の時期は振る力を意識しています」。風速7メートルの逆風が吹く状況下でも計47スイングで右翼席へ4本のサク越え、フェンス直撃打5本と初日から力強い打球を連発した。
攻守に貫禄が漂った。午前中のシートノックでは石塚、小浜と遊撃へ。三遊間、二遊間の深い位置から鋭い送球を連発し、昨季ゴールデン・グラブ賞の美技にスタンドから何度も拍手が起きた。全体メニューを見届けた橋上オフェンスチーフコーチを「泉口の動きの良さが目立つ。どこのポジションもレギュラーは決まってないが、昨年の成績もあるし一番近い存在かな」とうならせた。
昨季は出場133試合で打率3割1厘と大ブレイクも、CS敗退の5日後に早くも再始動。
阿部監督は今季の定位置争いを「横一線」「白紙」を強調。昨季ベストナインとGG賞をW受賞した男でさえも、例外ではない。「阿部監督から選手へのメッセージなのかなと。自分も『1年やったけど、ここからが本当の勝負だぞ』と。(キャンプインの)気持ちは去年と一緒ですし、それをつくってくれているのは監督だと思っています」と泉口。大阪桐蔭―青学大―NTT西日本とアマチュア時代の経歴でエリートと形容されるが、ここまでの道のりを支えたのは「自分をうまいと思ったことがない」という反骨精神。初日の打球には、今季にかける思いが詰まっていた。(内田 拓希)










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