近年は競走馬のセリの高騰化が進んでおり、昨年のセレクトセールでは4億円超えが5頭。秋に行われたノーザンファームのミックスセールではエムズビギンの弟にあたるデルフィニア2の25(牡、父キタサンブラック)が4億6000万円で落札されている。

 国内セールで史上最高額は06年のセレクト当歳で6億円がついたディナシー。母にトゥザヴィクトリーを持つキングカメハメハ産駒の牝馬だったが、未出走で引退した。17年のセレクト当歳で5億8000万円だったアドマイヤビルゴ(牡、父ディープインパクト)、21年の“千葉セリ”で4億7010万円だったドーブネ(牡、父ディープインパクト)はオープンでの勝ち鞍はあるが、重賞には手が届かなかった。

 重賞勝ち馬となると24年の中日新聞杯を勝ったデシエルトなど3頭の2億5000万円が最高。G1馬ではワールドプレミアの2億4000万円が最高で、高額馬=タイトルへの近道とは言いがたい。エムズビギンがこの流れを断ち切るか。

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