巨人のトレイ・キャベッジ外野手(28)が2日、キャンプ2日目で初の屋外フリー打撃を行い、サク越え15本を放った。阿部監督の「打点アップ」指令に、左右へ打ち分ける広角打法で満点回答。

ダルベックとの助っ人大砲コンビに期待がかかる。

 文句なしのチーム“最長不倒弾”だった。キャベッジの44スイング目。コンパクトに振り抜いた打球は右中間へ舞い上がり、チームスローガンの「前進」がプリントされた黒のフラッグに直撃した。62振で推定135メートルの驚弾を含む15発。「キャンプ2日目で興奮していたので、自分で落ち着かせようと思いました」と早くもエンジン全開だ。

 やるべきことは分かっている。来日1年目の昨季は17本塁打、51打点でチーム2冠の一方で、得点圏打率は1割7分7厘。阿部監督から「今年はもっと打点にこだわってほしい」と宿題を伝えられた。

 15発のうち、4割にあたる6発が中堅から逆方向。「状態にはとても満足しています」とバックスクリーン、左中間席へと白球を運んだ。昨季の本塁打のうち13発が右翼方向に集中し、シーズン中盤以降は相手が敷く引っ張り警戒シフトに阻まれることもあった。

指揮官が求める打点アップに、進化した広角打法で所信表明した。

 ダルベックとは米マイナー時代に対戦経験があり、今キャンプ中は練習の流れを説明しながら常に行動をともにしている。「去年の自分もそうだったように、来日1年目は大きな環境の変化に対応しないといけない。自分にできることがあればなと思って、いろいろアドバイスしています」と白い歯を見せたナイスガイ。阿部監督から中軸候補と期待される「DC砲」が、上々のスタートを切った。(内田 拓希)

高橋由伸Point キャベッジも順調だ。打つ際、上体が球を追いかけ気味な点は気になったが、合計15発もスタンドに放り込んだのだから、意識してのものかもしれない。打球は低く伸び上がっていく感じで、相変わらず豪快。来日2年目で慣れも見込めるし、主軸を担ってもらわないと困る存在だ。低めのボールになる変化球への見極めなど、課題を一つずつクリアし、今季は30発以上は打ってもらいたいね。(スポーツ報知評論家・高橋由伸)

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