巨人の春季キャンプは第1クールをチェックしたスポーツ報知評論家の高橋由伸氏が、今季の4番候補・リチャードに注目した。

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 相変わらず、リチャードはすごい打球を打つな。

本当にうらやましい。ただ、昨年何度か指摘したけど、ボールに当たる確率を上げないことには始まらない。他球団は攻め方を分かっているから、相手を上回る必要がある。ボール球をいかに我慢できるか、打てる球をどうコンタクトするか。飛ばすことより、バットの芯に当てることを最優先することが重要だ。

 個人的には、リチャードは打線に必要。昨年のワールドシリーズがいい例で、ブルージェイズが優勝目前で、ドジャースがミゲル・ロハスの一発で同点とし、空気を変えた。岡本がいなくなった今季、誰が空気を変える役目を担うのか。リチャードに頼りたいのは当然だ。キャベッジにダルベックも含め、ホームランを多く打てるチームが優勝に近づくと言っても過言ではない。

 フリー打撃を見ていると、ファンが求める放物線を描いている。ただ、今は低いライナー性でいい。

どのコースにも対応し、再現性を求めてほしい。大きく変わる可能性は十分に秘めている。(高橋 由伸)

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