巨人の春季キャンプは第1クール最終日。スポーツ報知評論家の高橋由伸氏が、新外国人投手に目を向けた。

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 マウンドに立っている姿に威圧感がある。新外国人のマタも、十分競争に加われる逸材だ。聞くところによると、あるメジャー球団の40人枠に誘われていて、巨人を選んでくれたという。メジャーデビューよりも日本での成功を優先したハングリーさは買いたいところ。この日も投げ終わった後、田中将や則本のピッチングを後ろでずっと見ていたり、研究熱心だと感じた。前置きが長くなったが、マタ自身もいい球を投げていたよ。

 やや右腕を下げ、テイクバックを小さくして振りはコンパクト。あっという間にボールが来る感じではないか。直球はキレがあり、強さもある。制球もまとまっているし、変化球の曲がりもいい。左右を使えそうで、先発でおもしろいタイプだ。これでメジャー経験がないことが不思議なくらい。

まだ26歳という若さからも、彼の全盛期が巨人という舞台になるかもしれないね。

 外国人は他に、ウィットリーと楽天で実績のあるハワードがいる。岡本が抜けた現状から、野手のキャベッジとダルベックは優先したいだろうし、守護神・マルティネスは確実。となれば、競争はし烈だ。今後、マタの評価は上がっていくだろう。他2人の刺激になれば相乗効果につながる。(高橋 由伸)

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