3月に行われる第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する日本代表の最後の1枠にレッドソックス・吉田正尚外野手(32)が選出され、全30選手が出そろった。打線には5人のメジャーリーガーが並ぶ可能性もあり、超重量打線形成の夢が広がった。

 最後の1枠に吉田が滑り込んだことによって、打力に振り切ったオーダーを組むことも可能になった。吉田が左翼、鈴木(カブス)が中堅、昨季セ・リーグ本塁打王の佐藤輝(阪神)が右翼に入れば、一、三塁の村上(ホワイトソックス)、岡本(ブルージェイズ)に指名打者の大谷(ドジャース)を加えた強打者を1番から6番にズラリと並べることができる。

 本塁打王はNPBで岡本と村上が3度ずつ、佐藤輝が1度、大谷がメジャーで2度輝いており、4人合わせれば9度に上る。自己最多の本塁打を並べると大谷55本(25年)、誠也38本(21年)、吉田29本(19年)、岡本41本(23年)、村上56本(22年)、佐藤輝40本(25年)で合計259発という破壊力だ。

 さらに、これまでの通算では大谷が328本(日48、米280)、誠也が269本(日182、米87)、吉田が162本(日133、米29)、岡本が248本、村上が246本、佐藤輝が124本。合計1377本塁打のラインアップがかなえば、ジャッジら超豪華メンバーが集う米国などライバルにとっても脅威になりそうだ。

 短期決戦では本塁打は計算できないという見方もあるが、本塁打で勝負の流れが大きく傾くのも事実。前回大会でも準決勝・メキシコ戦では3点を追う7回に吉田が同点の3ラン。決勝の米国戦でも村上、岡本が本塁打を放って主導権を握った。

 6人の長距離砲だけではなく、牧(DeNA)、森下(阪神)、近藤、牧原大(ともにソフトバンク)ら出塁率が高く勝負強い打者もそろっている侍ジャパン。井端監督の手腕に注目が集まる。

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