◆第66回きさらぎ賞・G3(2月8日、京都競馬場・芝1800メートル)追い切り=2月4日、栗東トレセン

 一瞬で突き抜けた。浜中俊騎手が「反応を見る感じ」と振り返ったコレオシークエンスのCWコースでの最終追い。

メードス(5歳1勝クラス)を内から2馬身追走すると、序盤はわずかに行きたがる面を見せた。しかし、直線でフォームが整うと、手綱はほとんど動かないままで加速。内から並ぶ間もなくかわし、最後まで集中力を保ち続けた。

 6ハロン85秒5―11秒6で3馬身先着。同コースで楽々と6ハロン83秒9―11秒0だった1週前にも騎乗した浜中騎手は「すごくいいフットワークで走る馬です。テンションの上がりやすい馬なので、今日はストレスをかけないように」と意図を説明した。初戦は同じ距離ながら、東京の長い直線で余力十分に1馬身1/4差の逃げ切り。能力の高さは十分に示している。

 約10年前。当時は田中章博厩舎で助手だった佐藤悠調教師が手がけた馬を初勝利へ導いたのが浜中騎手だった。昨年開業した、同じ37歳のトレーナーから依頼を受けての重賞挑戦に「びっくりする」と苦笑しつつ、「そういう縁もある。厩舎の期待が高い馬でもありますからね」と表情を引き締めた。

同世代の強い絆で、無傷の2連勝を引き寄せる。(山本 武志)

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